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先日のトライアル練習で大きく曲がってしまったRTL250Rのクラッチレバー…!

新しいクラッチレバーを購入するにしても、もし修正できるのなら…直して予備として保管しておきたい…との記事を載せたところ、皆さん方から暖かいアドバイスをいただきました。



本日…一日フリータイムとなり時間がとれたので、皆さんのアドバイスを参考にさせていただき、クラッチレバーの修正を実施することにいたしました。

① バイスの購入

実は、どいせんは自分ではほとんど修理はしません(出来ません)!オイル交換やタイヤ交換なども含めて、大抵はバイク屋さん、アンパンマン、S田院長、ガン野大先生(今はお忙しく、とてもどいせんなどに付き合っているお時間はないようですが…)等にお願いするのが当たり前となっています。

そのどいせんが、今回…レバーの修正を自分でやろうと言い出したのですが、皆さんのアドバイスを読ませていただき、あれこれとイメージしていたのですが、ここで一つ欲しい道具が生まれたのです。

それが万力…万年さんはバイス…と呼んでおられましたが、万力なんて…中学校の技術科の授業以来使ったことがありませんでしたが、自分で修理をするとなると…やっぱりここは万力が必要だろう…そう思い始めると、もう止まりません…まずはホームセンターで万力を探します。

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どいせんは、万力といえば技術科室の作業机に取り付けられていたあの大きな鉄の塊…とイメージを膨らませていたのですが、ホームセンターにはいろんな万力が置いてありまして、まさにより取り見取り…バイク倉庫の作業机で使えるコンパクトなものもあり…手ごろな万力…箱には『ユニバーサルテーブルバイス』とありましたが…想像していた万力の半分ほどの値段で買えて、経済的…コンパクトタイプのバイスに決定いたしました。

こんなのです!

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持ち帰って、作業机に取り付けると…うん、なかなかいいじゃありませんか!

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② ついでの修理

さて、バイスを作業台に取り付けて、いざクラッチレバーを外そうとすると、フロントディスクカバーが割れているのに気づきます。

これも先日の練習時にやったもので、レバーの修正よりも簡単…それはそうでしょう…接着剤で貼り付けるだけですから…!

このあたりのコマゴマしたものは、どいせんも持っているのですよ!

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この手の補修で使う接着剤で、一番簡単で手ごろなのがグルーガンだと思います。

強度は…と聞かれると『?』…ではありますが、衝撃を受けて新たに割れるよりは、外れた方がリスクは少ない…とも言えるのではないかな…?!

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ね、きれいに仕上がりました(?)よね!

③ クラッチレバーの修正

さて、いよいよ本番のクラッチレバーの修正となります。

どんなものでしょうね…「×」のラインから「〇」のラインに戻せばOK…ということでしょうかね!

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さて、作業台ですが…後から思うに、もう少し片付けておけばよかった…と反省しきりですが、まぁ…凡人の悲しさ…後の祭りと云うやつでございます!

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バーナーも、まだどいせんが理科教師をやっていた頃、食塩を加熱して液体にする(融解する)実験を行う時に購入していたものが、その後、手付かずで丸々残っていまして、スペアボンベまでございました。

長時間の過熱が必要でも、まず心配はありません。

どいせんは、パンク修理などしたこともないのに、XRのリアバッグにはタイヤレバー(勿論、未使用)が入っているのですが、二十年以上一度も使ったことのないレバーがここで初めて役に立つ…と云うわけです。

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曲がったレバーにメガネレンチ(タイヤレバー)を通し、バイスにセットして準備完了です。

また、皆さんのアドバイス…そして、万年さんのブログの『レバーの曲がり修正』のページをプリントアウトさせていただき、作業中の参考書とさせてもらいました。



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一応、バーナーはこんな風に炎を出すのですが、この炎をレバーの曲がってしまった部分に当て、加熱した上で、メガネレンチを使って…テコの原理を利用して…ゆっくりと力をかけて曲がりを戻してあげる…と云うわけです。

残念ながら、一人切りの作業のため…右手にバーナー、左手にメガネレンチ…デジカメを扱うことが出来ず、作業中の画像はありません。

というところで、作業終了時のレバーの画像です!

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あの大きな曲がりが、元通り(とは言い難いですが…)かなりいいところまで戻すことができていますよね。

実際にRTLに取り付けると、こんなカンジになりますね。

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修正前、修正後を並べて比較しますと、その変化が一目瞭然でございます!

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このレバーの修正に関して、全く知識のないどいせんに対して、アドバイスをいただいた皆様方、本当にありがとうございました。

ひとまずは、無事に(レバーを折ることなく)修正を完了できたことを、感謝を込めてご報告いたします。

本当に、ありがとうございました!