日曜日は、地域の子供たちと一緒に科学実験教室を行いました。
そうです、以前紹介した小学校3年生から5年生までの子供たちです。
今までは、中学生高校生たちとはずっとお付き合いをしてきたどいせんですが、この世代はほとんど経験がなく、科学実験教室…といっても、どいせんが演示実験をするだけではつまらないし、しかし…どんなにあつかう薬品には注意しろと言って渡しても、危なそうだし…言うこと聞きそうにないからなぁ~!…、かといって怪我させるわけにはいかないし…結局、子供たちが自分で作れるもの…事前に準備さえしておけば安全にできるもの…子供たちが取り組んだ達成感を味わえるもの…持ち帰って家族に自分が作ったものを見せながら楽しさを伝えられるもの…等々考えていると、最終的に出した結論が「空気砲」と「スライム」の制作…でした。
この科学実験教室は、講師はどいせんということになってはいますが、地域のイベントで地元の体育振興会のお兄さんたちがお手伝いに来てくれるのです。
そこでグループ分けを行い、各グループにそれぞれお兄さんが一人ずつ入ってもらい、責任者となって子供たちと一緒に実験に取り組んでもらうことにしました。
まず、子供たちに6つのグループを作ってもらい、責任者として付いてもらうお兄さんを、子供たちに選んでもらいました。
自分たちが子供たちに選ばれる…ということは、お兄さんたちにもちょっとした緊張感だったようで、誰を選ぶかを相談する子供たちの会話に、お兄さんたち…ドキドキしながら聞き耳を立てていたものでした。
そして、決まったら黒板にメンバーの名前を書いていきます。
一番上にお兄さんの名前を書いておき、その下に子供たちが決まった順に名前を書き込んでいきます。
これがグループのメンバー一覧表…!
面白いですよねぇ!
お兄さんたちは、名前を横書きで書いてくれたのですが、子供たちはその下に自分たちの名前を縦書きで書いているのですよ!(縦書き4組、横書き2組…ですけどね!)
これって、小学校の指導の影響なのでしょうかねぇ?!
どいせんなどは、理科関係なのでほとんど横書き…縦書きで名前を書く子供たちをみるととても新鮮に感じたものでした。
ここまでくれば講師は楽です。
子どもたちとお兄さん両方の前で、子供たちにどう動いて欲しいか…そのためにお兄さんたちはどう動けばいいか…を伝えればいいだけです。
これで、子どもたちもお兄さんたちがどういう指示をするのか、そしてその時に自分たちはどうすればいいのか…が分かって作業に取り組めます。
どいせんは、みんなに伝わるように大きな声でお兄さんに指示を出せばOK…なのです!
そして子どもたちへの具体的な指示やアドバイスは、お兄さんたちが行います。
お兄さんの動きの違いが、グループの子どもたちの作品の完成度に影響するので、なかなか油断ができません。
前半…空気砲が完成したら、みんなで撃ち合いながら遊びます…それぞれのグループでお兄さんたちも子どもたちと一緒に楽しそうに動いています。
子どもたちの自主性を育てるために、大人たちは極力手を出さない…なんて考え方もありますが、大人たちがフォローをしながら、積極的に関わっていき一緒に楽しむのが、どいせんは絶対いいと思っています。
ひと遊びしたら、休憩をいれて、次はスライム作りです!
おぉ~、粘っこくなってきたよ~!のびるのびる…!手につかないよっ!さわると気持ちイ~!
あちこちから、声が上がります…!
お兄さんたちも、子どもたちが作っているちょっと奇妙な物体の変化に興味深々…子どもたちは得意満面…すごいなぁ~!
色は付けない…この透明感がいい!…とは作者のコメント!
ペットボトルを切って、中のスライムを取り出す…力技、なるほど、それもいいかも…!
さわると、なかなかいい感触だよ…ぷにょぷにょ感が独特だよね!
おぉ、のびるのびる…どこまでのびるのかなぁ~?!
付ける色は人それぞれ…!黄色いスライムもいいですね!
科学実験教室…楽しい時間を過ごしましたが、世に言われている理科嫌い、科学離れ…子どもたち見ていると、どこの話なのだろう…なんて思ってしまいます。
空気砲もスライムも、お家に持って帰って、家族とどんな話が出来たでしょうかねぇ~!
あのドキドキ感や驚きを、家族に伝える楽しさを味わってもらえたでしょうかねぇ~?!
体育振興会のお兄さんたち、公民館の主事さん、お孫さんの様子を見にこられたおじいさん、そしてこの日の主人公の子どもたち…楽しい時間を共有できて、うれしかったですよ~!
ありがとう~!