2011年04月
セロー225に乗っていた頃は、職場でもバイクに乗る仲間が何人かいたものでした。
夕方5時になると同時にバイクで職場を出て、八幡浜の諏訪崎の岬まで薄暗くなった遊歩道を走り抜け、岬の先端でお湯を沸かし、カップラーメンを作り、暗くなった岬の先端で、波の音を聞きながら、カップラーメンをいただく…!
このラーメンがまた…おいしかったこと!
海の香りと波の音とラーメンの味を楽しみ…一息ついたら、また職場に戻り一仕事…!
そんな生活を楽しんでいた頃…でした。
上の写真は、そんな頃の一枚。
おじさん3人での九州ツーリングでございます。
行き当たりばったりのいいかげんな旅行でしたが、何もかもが面白かったものでした。
写真の場所は、島原の天草五橋…!
この懐かしいバイクたち…、向かって左の私がまたがっているスズキの400はこれから2年後…R56号線を走行中に突然エンジンから火を噴いて炎上してしまいます。
真ん中のRZは、走りながら1分ごとにマフラーからパ~ン!と大きな音を立てながら走るようになります。
一緒に走っていていると、最初は響くたびに驚いていた破裂音が、そのうち気にならなくなるから不思議なのですが、最後は結局車と衝突してしまい、フロントフォークがぐにゃ~とエンジン側に曲がり込み、一巻の終わりとなってしまいました。
でも、この頃は…オフでもオンでも、バイクで走りさえすれば面白かったような記憶があります!
なんだかめちゃくちゃやってた時代ですが、あの頃に戻ってみたいような、こわいような…!
ふふふ…!
こんな手帳の記憶なんか、忘れてしまっていたくらい意識になかった存在だったのですが、確かに…思い出すとこれは私が書いた使っていたものです。
セロー225を相棒としていた頃の、林道ツーリングのアイテムの一つ…それがこの手帳でした。
あの頃は、地図に書かれていないけものみちや林の中に入り込んで走っていましたから、地図の上のどの場所を走っているのかを知るためには、5万分の1の地図とコンパスと…現在の標高を知るために高度計がアイテムとして必要不可欠でありました。
地図で見比べならが、その場所から見えるまわりの山々の地形、送電線の位置、そして標高を確認して場所を割り出す必要があったのです。
そして、後日…走ったルートを地図に記入するためにも、細かいメモが必要でした。
そのメモ帳こそ、この手帳だったのです。
いやぁ~、懐かしいですねぇ!
その手帳の第1ページ目はこんな記録から始まります。
2月17日の走行メモが上の3枚の写真となります。
林道やけものみちの入り口の場所、分岐点の様子など…次回に来るときにさらに先に進んでいけるように、自分なりのメモを書き込んでいます。
読みたどっていくと、栗林の真ん中を突っ切って行ったり、杉林や檜の林が出てきたり、はたまた土砂崩れで栗の木が数十本横倒し通行不能…なんて書いてあるメモもみえます。
入り口と出口をはっきりさせておいて、あと地図上で道路の書いていない部分は高度計の標高をたよりに書き込んでいく…そんな作業を楽しんでいたものでした。
なんとも…懐かしいものが出てきたものです!
先日の本棚に埋もれた記憶…セロー225の説明書などが出てきてやたらと懐かしがったわけであるが、このセロー225に乗っていた頃のどいせん…であるが、一体どこの誰だろう…と思うくらい体型がスリムである。
このころの体重といえば…70キロ前後ではないのだろうか?
今の体型から考えると…このころを想像することさえも難しいだろう。
さて、この本棚に埋もれていた記憶…意外なものは古い説明書やカタログだけではなかった。
ごそごそ探していたらXLRバハの取り扱い説明書なども出てきはしたのだが、そんなものよりももっと珍しいものが出てきたのだ。
この緑の…破れかけたセロテープで貼り付けてあってやっとカタチを留めている…小さな古い手帳が出てきたのだった。
表紙には『SKETCH BOOK』とあるとおり、これは手軽に風景などをスケッチするための手帳である。
しかし、もちろんどいせんに絵心などあるわけもなく…では一体このスケッチブックは何に使われていたのだろう!
セロー225で山の中を走るときには、5万分の1の地図と高度計とコンパスとこの手帳が必須品であったのだ。
しかし…、この頃に今のようにデジカメがあれば…もっと面白そうな記憶がカタチに残せたのだろうなぁ~とも思うが、ま…そんなことを言ったところで始まらないわけだ。
というところで、この手帳…改めて中身の公開で懐かしがらせていただきたいと思っているのです。
中島みゆきの「時代」…今もいいけどこの時代の彼女もなかなかいいですねぇ!
若いなぁ~!
本棚で資料をごそごそと探していたら、思いもよらないものが出てきた。
かつて乗っていた、DT50とSEROW225の説明書だ。
両方のバイクともに、林道やけものみちを走る楽しさを教えてくれた思い出深いバイクだ。
まさか、今頃こんな説明書が出てくるなんて考えもしなかったが、改めて見ていると…なんだか昔の懐かしい思い出がよみがえってくるのがうれしい。
そして、これと一緒に今のXRバハの前に乗っていたXLRバハを購入するときにバイク屋さんでもらったカタログも出てきたものである。
XLRバハ…懐かしい響きがうれしい!
セロー225に乗っていた頃、ガン野大先生が乗っていたXLRバハの乗りやすさが気に入り、よし私もXLR…とヤマハからホンダに乗り換えた思い出のカタログだ。
XLRに乗り換えれば、ガン野大先生と対等にバトルが出来る…無謀にもそう信じたりしたものだ。
その無謀な考えのせいで、どれだけ転倒を繰り返し、何度骨折の憂き目にあってきたことか!
ま、私がXLRバハを購入すると、今度はガン野大先生はCRM250に乗り換え、4stから2stへとその走りをさらに過激にしていくのではある…。
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