ソウルに着いた当日の夕食を、ソウルでは有名な行列の出来るお店に案内をしていただきました。
「蔘鷄湯、삼계탕」 サムゲタン…と読みます。
「どいせんは、サムゲタンを食べたことがありますか?」と聞かれますが、名前を聞くのも初めてで、「初めて聞く名前ですので、もちろん食べたことなどありません。どんなものですか?」とたずねたものでした。
サムゲタンは韓国の代表的なスープ料理のひとつで、鶏肉に高麗人参、もち米などを入れて煮込んだ栄養食だそうであります。
日本では夏の暑い時に栄養補給のために土用の丑の日にウナギを食べるのが習慣になっていたりしますが、韓国ではそれがウナギではなくて、サムゲタンなのだそうです。
「このお店は予約ができません。しかし、並んでもそれだけの価値のあるおいしさです。」
確かに…お店に着くと入り口の前に人が列をつくり並んで、順番を待っています。
ほう…確かにみんな並んでいますねぇ!
人気なのですねぇ!…そう言いながら、私たちも列の最後尾に付き、一緒に並ぶことにしたのでした。
並んでいて途中で、後ろを振り返ってみて驚きます。
そんなに時間は経っていないのに、並んでいる人の列が、先ほどよりずっと長くなっているではありませんか。
あっという間に列の長さが倍増です。
その人気の高さを列の長さで教えられた思いがいたしました。
日本人のお客さんも多いのでしょうねぇ!
店の中に入ると、こんな日本語の混じったポスターも貼ってありました。
サムゲタンをいただきながらの、夕食会…!
一見、薬膳料理…のようにも見え、ダイエットにいいかも…などと思ったりもしたのですが、なんのなんの…なかなかボリュームもあり、お腹も相当に一杯になります。
おいしいのではありますが、食べ終わった後で気が付きます…これはひょっとしたら相当に体重は増えたかもしれない…!
ま、みんなで話に盛り上がり、サムゲタンをおいしくいただく…とても楽しい時間を過ごさせてもらったので、それはそれ…すべてよし…ということはどんな場合でもありませんよね。
これだけ楽しい時間を過ごさせてもらったのですから、この際…ダイエットは差し引いても十分お釣りがくるといわねばならないでしょう!
ふむ…!