どいせんの『林道でコーヒータイム…!』

疲れたらバイクを降りてひと休み!そこがあなたの癒しの喫茶店…!

2009年12月

やっぱり最後は神南山(走り納め林道ツーリング)

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 昔のけもの道を走り終え、再び雨雲がかかり始めてきたのですが、この雲の状態だと…たとえ降るにしても…林道あと1セットは行けるのではないか…そう相談がまとまります。

 最後の締め…といえば、ここまでくればやっぱり神南山の林道群でありましょう。

 Uスケくんが、肱川側から神南山の林道に上がったことがない…ということで、今回は今までと別ルートで進入することにいたします。

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 地図の通り、今回は肱川側からの進入となります。

 落ち葉の敷き詰められた林道が続きます。
 
 滑ることへの注意さえ怠らなければ、道幅も十分で走りやすい林道なのであります。

 肱川は山と山との間を縫ってクネクネと走る川なのですが、ここからみるとそれが本当によく分かります。

 肱川を挿んで向こう側には、別の山がそびえています。向こうに見える山は、根太山…でしょうか?

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 神南山の肱川側の林道を上へ上へと上がっていくと、いつしか神南山周回コースと合流します。

 ちょうど…その周回コースの折り返し点にたどり着く前あたりから、上空がにわかに曇り始め、大粒の雨が落ちてきたのでありました。

 今まで見えていた肱川の向こう側の風景は…雲に隠れてほとんど見えなくなってしまいました。

 イメージ5と下のイメージ6を比べてみて下さい。わずか13分の違いでこんなにも視界が見えなくなってきてしまったのです。

 どんなに雲の勢いが、覆い尽くすスピードが速かったかが分かっていただけるというものでしょう。 

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 雨足も一気に速くなってまいります。

 雨合羽を着たままであった…ということが、いかに正解であったか…を再確認した瞬間だったのですが、とにかく…山を下りて屋根のある場所に避難することがまず第1であります。

 避難場所を、神南山の登り口と反対側にある『稲荷神社』に決定します。

 山の逆側に今度は一気に下山です。

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秘密のけもの道3(走り納め林道ツーリング)

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 頂上までは、あと一息…顔を上げれば頂上が見えています。

 そんな我々を待ち受けていたのは、赤い布を纏ったたくさんのお地蔵さん達でありました。

 せっかくですから、お地蔵さんにご挨拶をして、お騒がせしたことに対して、ちょっとだけお詫びを入れることにいたします。

 急斜面の両脇に、お地蔵さん達がきれいにならんでたたずんでおられます。

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 ここまで来れば、頂上はもうすぐそこに見えているのですが、お地蔵さん達にここまで来させていただいたことへの感謝とお礼をのべ、諸般の事情も考慮し、二人は再びここから引き返すことにするのでした。



 さて、もと来た道を引き返し、秘密のけもの道から脱出です。

 その後、再びもと来た道を通って山間の集落に戻るのもつまらない…ということで、十数年前…にどいせんが走ったことがあるけもの道を記憶をたどりたどり…探して走ってみよう…ということになり、急遽…昔のけもの道探索となったのでありました。

 実は、これが…十数年前のけもの道に我々はちゃんと出会うことができるのですよ!

 どいせんの記憶力の正確さを評価すべきなのか、十数年の間…まるでこの日の我々を待ってくれていたかのように変わることなく存在していたけもの道を評価すべきなのかは迷うところですが…きっとその両方を評価すべきなのでしょう…変わってしまう風景の中に変わらないモノをみつけた時の懐かしさ…思わずウルウルの心境になったものでありました。

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秘密のけもの道2(走り納め林道ツーリング)

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 雑木林の中を上を目指して進んでいくのですが、場所によっては道と呼ぶには抵抗があるような場所も少なくないのです。

 斜面にわずかにタイヤが通れるくらいの緩やかなくぼみがついている…とか、斜面に出ている岩と岩の間を強引に道と想定して走る…とかというような場所もあり、足をついて止まることも不可能…そんな場所も待ちかまえているのです。

 Uスケくんは、ご自分のブログの中でこの秘密のけもの道へのチャレンジを次のように書いてくれております。

 『登り道でしたが、大きな石がゴロゴロしておりまして、ハンドルやらお尻やらを取られまくりでした。帰りはココを降りねばなりません(超こえー)。』

 しかし、Uスケくんとセローのコンビは…ことけもの道に関しては無敵のガッチャマンであります。

 上りも下りも、無傷でスリルを楽しみながらチャレンジを完了してくれました。

 大きな石がゴロゴロ…と書いてくれていますが、ゴロゴロなどせずにしっかりと動かずにそびえているこんな大岩もあったしするのです。

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 さて、我々はさらに上へ上へと登っていきます。

 上に上がれば上がるほど、傾斜はきつくなり、路面がえぐれて大石がゴロゴロ状態です。

 おまけに雨が降ると、その水が斜面を流れ落ち、路面をえぐり取るのでしょう。

 路面は深くえぐれた溝があちこちに走っており、油断するとフロントタイヤを取られてしまい、転倒してしまいます。

 こんな場所でこそ、セローは底力を発揮いたします。

 2足2輪での走行でしたら、セローの右に出るバイクはないでしょうねぇ!(誰ですか、左に出るバイクならあるよ…なんてことをつぶやいているのは?)

 急斜面もますます急になり、もうすぐ頂上にたどりつく…そんな時に、我々は赤い布をまとったお地蔵さんの一群の出迎えを受けることになるのです。

 ふむ…?!

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秘密のけもの道1(走り納め林道ツーリング)

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 一度大洲に下り、ふたたび山への道を登ります。

 ひたすら…ひたすら登ります。

 山への道を上り続け、その道路沿いにある最後の民家に出会ってからもひたすら走り続け、そう…その後…かれこれ…20分も走り続けるでしょうか!

 道路の横にある雑木林に向かって、小さな道が入り込んでいる場所があります。

 意識して通らないとまず気付くことはないだろう…というくらいの小さな道(人が二人でならんで歩くことは無理な程度の道幅)で、入り口さえも雑木林の隙間…と言った方が適切かもしれないと思うくらいであります。

 入り口は急斜面になっていて、赤土でできています。

 この日のように雨が降ったあとだと、人が歩いて上がろうとしても滑って危ない…そんな入り口の状態であります。

 この急斜面の入り口から雑木林に入り、少し進むと…別の細い道との合流点(分岐点)で出会い、少しだけ開けた場所が表れてきます。(↑イメージ1)

 分岐点には、いつの頃につくられたものなのでしょうか…石のお地蔵さんが何体か置かれています。

 このお地蔵さんの左奥に入る小道が我々が上がってきた下からの道につながるのです。

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 ここから、雑木林の中を上へ上へと登っていくことになります。

 この道は、片方または両方が急な斜面や崖となっていて、フロントなどが跳ねて道をはずすと、ちょっと怖い状態になってしまう…という、ちょっとした冒険エリアでもあるのです。

 気持ちのいい雑木林の風景も、バイクを操る技術も、そしてUスケくんにとっては初めて走るけもの道のスリルも…ぜんぶ引っくるめてたっぷりと楽しんでもらいたいのでありました。

 この雑木林の中を進んでいくと、こんな場所に到着します。

 ここがどんな場所だかお判りでしょうか?

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 道の両側が、下に向いての斜面になっています。

 ここは、山の稜線の上なのです。

 山の一番尖ったライン…稜線を我々は走っているのです。

 結構、この稜線は続いていくのですが、両サイドを見下ろしながらバイクを走らせるという経験は、いろいろと林道を走っていてもそうそう多く出会えるものではありません。

 自己満足でちょっと笑顔を浮かべながらBAJAを進めて行ったものであります。

 こんな道がしばらく続きます。

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冬の棚田で一休み(走り納め林道ツーリング)

 '09も、あと数時間で幕を閉じようとしています。

 ここ何日かの暖かい陽気が嘘のように、今日は珍しく雪模様となりました。

 新しい年の初めが雪のお正月となるのでしょうか?!

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 さて、30日に出かけた林道ツーリングの話が、実はまだ終わっておりません。

 残りを少し付け加えておきたいと思います。

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 福楽寺奥の院で待望のお弁当を食べ終わった頃には、一時雨も小降りになり…これなら後半のツーリングも大丈夫…と改めて結論を出し、一路大洲に向かって再スタートを切ったのでありました。

 ひとまずは大洲に向かいますが、その後、最後の神南山の林道に向かう前に、ちょっと冒険して秘密のけもの道をトライすることにいたしました。

 そのためにも、まずは何本かの林道とけもの道を乗り継ぎまして、山越えで大洲に向かわねばなりません。

 こんな林道や…
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 こんな遍路道を走りながら…
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 大洲にはまだしばらく林道を走り継がねばならないのですが、棚田の真ん中を横切っている林道のつなぎ道で、休憩をいれることにいたします。

 雨はやんで、あやしげな雲はまだありはしますが、たちまちは空もだいぶん明るくなってきています。

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 お天気が回復してきたことも手伝って、ここでの一休みは二人とも稲刈りの終わった棚田のまわりをうろうろと散策です。

 あちこち歩き回り、バイクはおいたままで、付近の散策に余念がありません。

 その様子を何枚か掲載しておきます。

 Uスケくんは、棚田を上へ上へと上がっていき…放っておくと山の頂上までたどり着きそうな勢いでありました。

 ふふふ…!

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 さて、ウロウロとの散策に飽きたら次はいよいよ大洲に入り、秘密のけもの道へのアタックとなります。

 ここは、けもの道の片側または両側が急な崖や斜面になっていまして、気を付けないと…落ちると大変…という冒険エリアでもあるのです。

 大勢で走りに行くような場所ではないので、地名はあえて書きません。

 秘密のけもの道に向かいます。

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