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午後から時間が空いたので、XRバハでちょい乗りオヤジ…とシャレ込みました。

実は以前からちょっと気になる道がありまして…私が住んでいる地域の山はほとんどが蜜柑の園地で、その中には農道や作業道が蜘蛛の巣のように入り組んで走っているのです。

上の地図のスタートからゴールまで県道を使うと赤い線で描いたコースとなります。

これはもう…地図にもしっかりと載っている整備された生活道です。

しかし、どいせんとしては山の中に入り込み農道や作業道を乗り継いで走り、ゴールまでたどり着きたいと思っているのです。

今まで何度か挑戦してみたのですが、県道に下りてしまったり、反対側(南側)の海に下りてしまったり…となかなかうまくたどり着きませんでした。

スタートからゴールまで、もう少し拡大して地図を載せると(国土地理院の2万5千分の1の地図ですから載せられている情報量は相当多いのです)下のようになります。
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クリックして拡大していただければ、枝分かれしている道の状況がよくわかってもらえると思います。

もちろん実際には、細い作業道はさらに入り組んでいます。

今回は、この山の中のルートに何度目かの挑戦をしようというのです。
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スタート地点からグネグネと雑木林を抜けると、一気に風景が開けます。

左下には、県道沿いの集落が見えます。

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地図を参考にして走っているのですが、地図には書かれていない細い道が入り組んでいて、時々眼下に写る集落の様子を見ながら分岐方向を選びます。
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農道をさらに奥へ奥へと進んでいくと、何と…もう集落は見えなくなり、集落のそのまた向こうの山を一つ越した海が見えてくるのです。

勝手に推測するに…このあたりが見えているのではないか…と思ったりもいたしますが、う~む?!

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半島がぐぐっと突き出ている…ということは、位置的にはもう少し左(西)の方なのかもね!

ここから先は、どちらを向いても果樹園だらけ…どこをどう走ったか…目印って言っても蜜柑しかないわけだから、あとはもう分岐点での自分の方向感覚を信じるのみ…とはいうものの、今まで何度も道に迷いたどり着けていないのだから、何を信じたらいいものやら…!
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いくつかの分岐点を通過すると…ほら言わんこっちゃない…!

ダム湖(東練寺ダム)に下りようとしている…これはいけません、目的地とは一山ズレています。
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焦っても仕方がありませんね…お遊びで反射鏡に写った姿をパチリ…!
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引き返し、分岐点で山の向こう側のルートを選びなおします。

そのまま山の向こう側を下っていきます。

軽トラ一台がやっと通り抜けることができるような道…ホントはもっと他に通りやすい道があるのかもしれませんが、とにかく山の向こう側を下に向かって下りているのですから、これはこれでなんとかなるでしょう!
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竹藪の隙間から下を覗くと、民家らしきものが見えてきました。
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やっと、集落にたどりつきました。

しかし…いくつかの分岐点、次には間違えずに来れるか…と言われるとちょっと自信が揺らぐどいせんでございます!

この川平という山間の集落…ここに住んでいる全世帯が全て同じ苗字を持っています。

住んでいる人すべて『清家(せいけ)』さんなのです。

言い伝えによると、全員が平家の落人の子孫なのだとか…!

こうして、迷いながらたどり着いてみると、何となく納得してしまうのですから不思議ですね!