おじさんたちにとって、本当に大変なのは、セクションからセクションへの移動過程なのである。

 作られたセクションの練習は、S田クリニック院長大先生によって、ある程度行ける可能性のある難しさで…考えて作られている。

 しかし、自然のガレ場の大岩たちは…そんな気配りなど皆無なのである。

 おまけに…雪まで本格的に降り始めてきたのであった。

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 院長大先生が気を使っていただき、匠太くんとキラくんに声をかける。

 『おじさんたちは、大変なんだ!体力のある若い者が、代わりにバイクを運んであげなさい。』

 匠太くん、キラくん…やさしいなぁ~!

 この院長大先生の言葉を聞くと、二人ともすぐにおじさんたちの元に飛んでいき、代わりに運んであげようとするのであった。

 しかし、さすがは…アンパンマンとがん野大先生である!!

 へろへろの体にむち打ってここまで来ているのは十分に分かっているのだが、彼らは若い二人の申し出を、断固として断るのであった。

 やるなぁ~!おじさんたち…!!僕は、こんなやせ我慢は大好きだなぁ~!

 若者達よ…!おじさんをなめちゃぁいけないよ!

 おじさんの底力は…ここからが見せ場なのだよ!!ふふふ…!

 とまぁ~、僕などはバイクを運ぶわけではないので…勝手なことを言っているわけであるが、ここから二人の悪戦苦闘がはじまるのである!

 しかし、このやせ我慢こそが…おじさんの真骨頂である!

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 こうして、おじさんたちは目一杯体力を使い果たし…ヘロヘロ状態になって、ついに第3セクションに自力で到着するのであった。

 おじさん、おそるべし…!!